原田歯科クリニックのホワイトニング実績と患者様の声

eMaxThinベニアをほとんどやらなくなった理由

原田歯科クリニックでは、人々を美しく健康で幸せにすることを医院のミッションにしています。また、必要以上に健康な歯を削ることも一部の例外を除いてやっていません。人生80年、90年の時代に歯が長持ちすることがとても大事だと考えるからです。
必要以上に健康な歯を削らずに美しい前歯を手に入れることができるという点では、ポーセレンラミネートベニア(PLV)は素晴らしい方法です。
ポーセレンラミネートベニアは、決して目新しい治療法ではなく、1980年代からあります。ただ、ポーセレンラミネートベニアにもいくつかの種類があります。
昔からあるポーセレンラミネートベニアは、技工士さんが職人技で自然に見える歯、ほとんど人工の歯には見えない歯を作り上げていく、一種の芸術作品的なものでした。
ただ、それだと技工士さんのウデによって結果が左右されてしまいます。それをシステム化するためにいくつかのシステムが作られています。

こうした最新の技術は審美に関しては世界で最も要求度が高いと言われるアメリカや欧州の歯科企業が開発してきました。私 原田幹夫もこうした最新の技術を学ぶために海外で勉強してきました。今からその一部を紹介します。

ルミネアーズ

このルミネアーズを紹介するコンベンションに行った時はショックを受けました。こんなこともできるのかと。
上の右の犬歯や小臼歯から左の犬歯や小臼歯まで合計6本とか8本をまとめて一気にマットな白い歯にしてしまう方法は画期的でした。
No shot! No cut! つまり麻酔しなくていいし、歯を削らなくてよいというキャッチフレーズでテレビコマーシャルを流していてそれは今までにない発想でした。
しかし、歯を削らなくてよいということはそれだけ歯が厚くなります。実際 翌年同じコンベンション参加のためラスベガスに行ったときは、歯を削って治療するという方法に変わっていました。
またもうひとつ大きな問題があります。それはこのルミネアーズ作成のためのプラントを作るには億単位のお金がかかるらしく、日本国内で制作することができず、アメリカの技工所に発注することになります。そのため非常に時間がかかります。
また、6本とか8本をまとめて作るわけですが、型取りして作ったものが合わないことがあると再製作することになりさらに米国までの往復時間がかかります。

その後 e.max thin ベニア(イーマックス・シン・ベニア)が普及してきたことによってルミネアーズでないといけない理由がなくなり、ルミネアーズを実施することはなくなりました。

e.max thin ベニア(イーマックス・シン・ベニア)

これはコンピューターの力を利用してセラミックスのブロックを削りだして歯を作る方法です。これを CAD/CAM (カドキャム)といいます。
セラミックスのブロックを削りだして作るため、強度が強いという特徴があります。また、ルミネアーズのようなマットな白い色でなく色見本通りの色が選べます。
しかし、そもそもポーセレン・ラミネート・ベニアは上顎の前歯の外側にしか入れないものなので、そこで下の歯と噛むことはありません。 また、ルミネアーズよりはマシになったとはいえ、器械で作った歯というのはどうも不自然な出来栄えになり、手作りの歯に比べると納得がいかないものができるようになりました。 そのため2016年7月現在、ポーセレン・ラミネート・ベニアは下記のものを使うようになりました。

コンタクトレンズ・ポーセレン・ラミネートベニア

これは1本1本技工士さんが職人技で作り出す方法です。歯科技工の原点に立ち戻った感がありますが、やはりいくらハイテクが進歩したとはいえ、手作りにはかなわないということです。
歯科技工物は一種の芸術品です。絵や彫刻などの芸術品をコンピューターで作るなんてことはありませんよね。ただ、もちろん材料は昔に比べて進化しているため、昔のポーセレン・ラミネート・ベニアよりも薄くても強度が強くなっています。
従って、さらに良いものが出てくるまでは当分このコンタクトレンズ・ポーセレン・ラミネートベニアできれいで自然な歯を作っていくことになります。

e.max thin を指定してきた人にコンタクトレンズ・ポーセレン・ラミネートベニアを入れることもしばしばあります。

最近は IT の発達で歯科も恩恵を受けることが多くなりました。
そのひとつが CAD/CAM でしょう。
CAD/CAM (キャドキャム、カドカム)とは、ブリタニカ国際大百科事典によれば、コンピュータを利用し,設計・生産を一貫して行う技法。
CADはコンピュータ援用設計,CAMはコンピュータ援用製造の意味。
データベース化された設計情報および図形などの視覚情報を基にコンピュータ内部で設計モデルを作成し,これに基づいて NC工作機械やロボットを制御して生産工程を自動化する。
LSIを代表とする電子機器,自動車,建築物などの設計と製造および検査に用いられ,全工程の効率化,品質の向上をもたらした。現在では多様な産業に利用されている、とあります。

さらに歯科の分野に絞って CAD/CAM を調べてみると、
Wikipedia には、口腔内に装着される修復物や補綴物の設計及び加工に用いられる複数の装置をCADやCAMの技術を用いて統合したシステムのこと、と記載されています。
なぜここで CAD/CAM のことを出してきたかをこれから説明します。

e.max thin は、セラミックスのブロックから CAD/CAM の技術を使ってラミネートベニアを作ります。
これは、私も実感していますし、米国で歯科技工所を経営されている方も同じことを言っていたので今 シェアさせていただきます。
CAD/CAM は、あたかも最新技術のように言われていますが、確かに100点満点で60点の歯(技工物、補綴物)を作るには、CAD/CAM は有効な方法でしょう。

e.max thin は、CAD/CAM の技術を使って作られると記載しました。
確かに技工士さんの技術の差によるばらつきは減ったかもしれません。
ですから、一部の歯科技工所のセールストークで、CAD/CAM の技術を使うので、 技工所が中国にあろうと、パキスタンにあろうと、同じものができるというのは あながち嘘ではないです。
実際、中国の一部の技工所では人件費が欧米より安いので 安いコストで欧米の歯科医院から大量に技工物を受注しているところもあります。

しかし、例えば天然歯と見まがうくらいの感動的な歯というのは、やはり手作りでないと厳しい。

もしかしたら、CAD/CAM で作った歯は、患者さんは満足しているのかもしれませんが、私たち プロレベルで言うと何か物足りないことがしばしばあります。

クルマでも、すべてオートメーションで機械やロボットが組み立てればきちんとした規格の自動車は作れます。
しかし、そこに手作りの職人技が加わればロールスロイスのような 素晴らしいものができます。

ポーセレン・ラミネート・ベニアをはじめとする歯科の補綴物、修復物に関しても同じことが言えます。

色々な医院のホームページを見て e.max thin を指定してきた人に説明すると結局は 手作りのコンタクトレンズ・ポーセレン・ラミネートベニアに変更になるケースは多いのです。
ポーセレン・ラミネートベニアは、上顎の前歯に行うことがほとんどなので、よほど歯ぎしりや食いしばりのすごい人は別として 上顎の前歯には咬合力はかからないので、強力な接着剤を使えば、コンタクトレンズ・ポーセレン・ラミネートベニアでも何ら問題はないので安心です。

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